3種類の原料を一定比率で混合させるために連続的な供給精度を要求されます。
サークルフィーダは貯留用フィーダと定量供給フィーダを組み合わせた親子タイプで、それぞれロスインウェイトシステムになっています。
アーカイブ: 納入事例
移動タンク式フィーダ
品種毎に専用フィーダを使用することにより無駄な清掃時間を短縮
高温仕様
CFDは焼却場の冷却塔や集塵機下に取り付けて飛灰を排出する専用機として開発されました。
冷却塔や集塵機内の温度は300度〜360度に達します。
本事例では、更に高温となる二次燃焼室下に使われていますので、内部はMax900度に達します。
このため、回転軸の水冷に加え、架台部分も水で冷やす構造になっています。
さらに回転羽根・回転軸は耐熱性に優れたSUS310Sを使用しています。
駆動部横持式
設置スペースに制約があり、カップリングタイプとしては駆動部を最大限に下げたタイプ(特型)。
標準的に整備しているCV,CP,CHよりさらに駆動部を低くすることが出来ます。
ロスインシステム
CF-1800を貯留サイロから補給機、YA-500を定量供給機に使ったロスインシステムです。
廃プラ燃料化設備
セメント工場では、セメント焼成キルンの補助燃料として廃プラを使用してします。
サークルフィーダは廃プラの供給機として使われており、キルン内の温度を均一に保つために供給精度が要求されますので、ロスインシステムになっています。
飛灰減容化設備
飛灰は減容化と有害物の流出を防ぐために固形化されます。
灰加熱脱塩素化処理機は飛灰を高温に加熱し、ダイオキシンなどの有害物質を分解し無害化する装置です。
この処理をムラ無く行うために、サークルフィーダを使ったロスイン定量供給システムが採用されました。
都市ゴミ資源化設備
都市ゴミ資源化設備とは
都市ゴミは、ごみ資源化キルンにそのまま投入されます。
ごみ資源化キルンは低速回転し、内部の都市ゴミを混合しながら生分解反応を進行させ、約3日後には有機物は完全に分解され、臭気も少ない資源化物として排出されます。
その後、破砕・選別工程を経て、セメント焼成キルンに燃料として投入されます。
サークルフィーダーは、性状の異なる都市ゴミを安定して排出出来る定量フィーダーとして採用されています。
RDF製造設備
サークルフィーダは、サイロ底部に複数取り付ける事ができるので、サイロの高さを押さえ、且つ大量貯蔵できます。
バイオマス発電設備
設備概要
ブリッジ性の高いオガ粉の定量排出機としてサークルフィーダが選ばれました。
供給物の温度管理が必要な設備
ジャケット式
ケーシングや底盤の外側にもう一層空洞を設け、温風を流す事で内部の温度を一定に保つ事を目的とした仕様。
供給物の特性上、又は設備上供給物温度を管理しないといけない場合に適します。
又、焼却場の設備などで高温の供給物の場合は、冷水を流し温度上昇を抑え、機器を温度から守ります。
テーブルフィーダー方式は接粉部(接触)面積が広い為に粉体の温度管理が容易です。
超大型サイロでの使用例
超大型サイロでのサークルフィーダの使用例です。
自動車用内装材リサイクル設備
自動車内装天井材破砕品は片状でウレタン系素材や繊維素材が多くかさ密度の軽いのが特徴です。
サークルフィーダはかさ密度が軽い片状の物でも問題なく排出できます。
リチウムイオン2次電池製造設備
設備概要
リチウムイオン2次電池は、安全性や高出力・長寿命など高い性能や技術を求められています。
リチウムイオン2次電池の製造ラインで搬送・計量や工程間のバッファタンクなどに導入頂いています。
2次電池の製造工程は、原料の調合や焼成・粉砕など多様です。
サークルフィーダは、ブリッジや偏析を解消出来る供給機として、さまざまな工程に導入されています。
製造フロー
1.原料搬送
粒分体供給機サークルフィーダ
- ブリッジやラットホールの抑止
- 分配供給機能が増産を可能にします
- 設備の高さを抑え、設置スペースの有効活用
- 物性の多様性にも排出調整機能で対応
2.原料計量
計量制御専用サークルフィーダ
- 難排出原料で高精度なバッチ計量が可能
3.原料混錬
4.焼成前貯槽
計量制御専用サークルフィーダ
- マスフロー機能で偏析を防止
- 配合原料で高精度なバッチ計量制御
廃プラスチック高炉還元材化設備
設備概要
廃プラは各市町村から回収されると選別・破砕・分級・成型工程を経てコークスの代替品として、高炉還元材に使用されます。
この中で、サークルフィーダは破砕された廃プラの定量供給機として使われています。
汚泥リサイクル設備
汚泥にはセメントの原料と同じ成分が含まれており、セメントの原料として使用されています。
この設備では、下水汚泥や建設汚泥など複数の汚泥を受け入れている事から大きな石灰石も含まれています。
サークルフィーダはこの様な大きな塊も切り出せる定量排出機として採用されています。
シーエフΣ大型機事例
シーエフΣはΣ300、Σ500、Σ700、Σ1000の4機種を標準として整備していますが、大量に貯蔵したいとのご要望もあり、特型対応にはなりますが上記以外の機種も製作しております。
記載の事例はCF-2200を充填機に3カ所供給機を付けたタイプです。
従来であればCF-2200 1台とCF-300 3台の親子タイプになる所を1台で納めることができ、コスト面、面間寸法共にコンパクトに抑える事ができます。
高気密仕様フィーダ
高気密仕様のサークルフィーダです。
設計圧力:0.7MPa (7kg/cm2)
適用法規:第二種圧力容器
浄水場のpH調整設備
概要
pH値を調整するため、消石灰・ソーダ灰を溶解したものを原水に混合する設備でサークルフィーダが使われております。
汚泥処理場での使用例
サークルフィーダが使われる理由
脱水汚泥は処理設備、処理方法により含水率が大きく異なります。
汚泥の含水率が変わると性状も変化します。
サークルフィーダはホッパー底部全周から排出する構造なのでタンク内のあらゆる性状の汚泥をブリッジを防止しながら排出できます。